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事業局 健康増進部
佐賀北高校が劇的な逆転満塁ホームランで初優勝を飾った第89回夏の全国高校野球選手権大会。今年の猛暑を象徴するような熱い戦いを見せてくれました。我が県代表の長崎日大高校は、その佐賀北高校に敗れはしたもののベスト4に進出するという大活躍を見せてくれました。
それに先立ち行われた長崎県予選は参加61校で7月7日から7月24日まで行われました。
長崎県予選でのメディカルサポートは今年で9年目を迎え、私自身4回目の参加となりました。以前は準々決勝からのサポートでしたが昨年度からは土・日を中心に1回戦からもサポートをするようになっています。普段、なかなかスポーツの現場に携わることのない私にとってこのサポート活動は良い経験作りの場となっています。メディカルサポートも9回目を迎えたことで県の高野連の方や参加校の監督方への認知度があがり、以前と比べるとスムーズに選手たちも利用してくれるようになったように思われます。
当日は、佐世保野球場でのサポートを行いました。スタッフは私を含め4名で3試合を担当しました。サポート内容は選手(主に投手)のコンディショニングつくりとクールダウンを行います。3試合6校、試合前後の対応で、延べ15件程のストレッチング、アイシングを行いました。実際にストレッチングした選手が目の前で試合を行うのを観るのはなかなか緊張するもので特に投手など立ち上がりが不安定だとひょっとして事前のストレッチングが悪かったのでは?と不安になることもあります。しかし、試合から戻った選手から「動きやすかった。また、お願いします」、「次の試合のときもしてもらえるのですか?」という言葉を聞くとうれしくもなります。その他にも試合中の応急処置や熱中症への対策も行わなければいけません。今回は選手ではなく、観客の中に熱中症の方が発生し対応に追われました。対応が早かった事もあり大事には至りませんでしたが、念のため救急搬送を行いました。搬送後、高野連の方に「あなた達が居てくれて助かった」という言葉を頂きました。また、試合中にもフェンス激突の外傷への対応もあり、改めて、このようなサポート活動を行う際には熱中症や外傷に対する処置など救急対応の知識の必要性を感じました。
県士会では高校野球だけではなくバスケットボールやサッカーなどでもメディカルサポートが行われるようになりました。参加される先生方も増え、活動内容自体も以前と比べると濃いものとなり理学療法士がこのようなサポート活動を行うということに対し認知度も高くなったように思われます。
最近では、スポーツ障害への認識や理解度が高まりつつありますが、まだ十分であるとは言えず、小学生、中学生の時期からのサポートも必要なのではないかと考えます。私自身、まだまだ知識・技術が不十分で勉強することばかりですが今後もメディカルサポート活動を通じ、少しでもスポーツ障害の予防の手助けが出来ればと考えます。このようなスポーツ現場に興味のある先生方は気軽に一度参加してみてください。球場での応援合戦の雰囲気や普段は味わえないベンチ裏から見る試合は一見の価値がありますよ。
(増山)
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